ユース Speak Up!ー10代の若者作品集(入場無料)

ユース Speak Up!

1.『私はろうあ、バカじゃない』 —イギリス・ロンドン、2’30”、2011

ロンドンの聾唖(ろうあ)団体デフィニティ(デフ=ろうあ+definite=“確実な”)とアドビ財団の共同プロジェクトとして、ブリティッシュ・フィルム・インスティテュートで6月に開催された“アドビ若者の声“映画祭でプレミア上映。聾唖の若い映像制作者グループが創ったこの作品は、ネットを通じて世界の聾唖コミュニティに大きな反響をもたらし、また全世界にまたがる”アドビ若者の声“プロジェクトの年間最優秀賞を受賞している。8月2−7日には全費用同財団持ちでカリフォルニアの授賞式に出席予定。映画界の人々に会ったり、30カ国からの若い受賞者と共に1週間のビデオワークショップに参加するそう。

 

2.『男の道5K』—アメリカ、ニューヨーク、8’43”、2011

制作:アイゼア・マイルズ(ベンジャミン・ベネカー・アカデミー高校)

“本当の”男になるための条件とはーそれを探るために、高校生フォルムメーカー、アイゼア・マイルズは『男の道5K』をつくった。陸上の選手である彼が選んだメタファーは、 大人の男になっていくレースを走り続ける自分 。

 

3.『奴隷タグ』—イギリス、カンブリア、カークビー・ロンスデイル、18’08”、2010

あなたが最近買ったジーンズはいくらでしたか?誰がそれを縫って、それに対していくらの賃金をもらったのでしょうか。イギリスの二人の女の子たちが、その答えを見つけるために調べ、驚きの暗い真実を見つけ、では自分たちに何ができるかアップビートに考えた作品。

 

 

4.『オレの歌』—日本、神戸、4’30”、2010

神戸出身ラッパー MC NAMの代表作「オレの歌」のミュージックビデオ。自分自身のルーツに目を向けたラップ。
前半では、親から聞いたベトナムから神戸へのストーリーを、後半では、日本で生まれた自分自身への葛藤や思いを歌う。
ロケ地は彼が生まれ育った神戸市長田。撮影ではベトナム人の高校生がカメラをまわし、編集はNAMが担当した。二人のベトナムっ子によるコラボレーションに注目!!

監督バイオ:MC NAM
神戸で生まれた。両親はベトナム出身で、1980年代に「ベトナム難民」として来日した。神戸で、自ら作詞作曲をし、ラッパーとしての音楽活動を開始。現在、ベトナム語を学ぶために、ベトナムへ渡っている。

 

5.『私たちのヒジャブ』アメリカ・シアトル、3’19”、2010

制作:西シアトル小学校の生徒たち

ヒジャブと呼ばれるムスリムの女性がかぶっているベール。このビデオでは、 西シアトル小学校の生徒たちがムスリムのお姉さんにヒジャブについて質問する。ヒジャブには何の意味があるの?友達に色々言われませんか?

 

 

 

6.『人生を愛すること』—アメリカ、ニューヨーク、1’07”、2011

制作:エメラルド・スミス(ブロンクス・ギルド)

エメラルド・スミスがこのデジタル・ストーリー(デジタル画像で綴るパーソナルストーリー)を通して伝えるのは、自分を愛すること、そして外見やちょっとした行動で簡単に人を判断する他人の浅はかなコメントに翻弄されないこと。彼女が教えてくれる強さと幸せの秘密は、愛する人達を大切に思う気持ち。

 

 

7.『ハイチのために立ち上がれ!』—アメリカ、カリフォルニア州レッドウッド市、5’53”、2010

制作:レッドウッド市アドビ若者の声ピーポッド・アカデミーでビデオを学ぶ生徒たち

ハイチ地震への支援と意識を高めるために自分たちに何ができるかを考えたティーンが、力をあわせてつくったラップビデオ作品。ハイチの惨状を伝え、ハイチの人々を助けよう、皆でハイチを再建しよう、と呼びかける。

 

 

8.『家族への告白: 嵐の後』 —アメリカ、ニューヨーク、4’13”、2011

制作:アレネッサ・グティエレス(ブロンクス・ギルド)

家族に自分のレズビアンとしてのアイデンティティを明かした体験を、皆とシェアするため、勇気を持ってこの映画を作った。道は困難で、心の痛みは大きい。でも、家族に告げたことを後悔はしていない。LGBT(性的マイノリティ)の若者を少しでも励ますことができたら、と願ってこの作品を作った。

 

9.『サブのへその緒』コロンビア・ロペスアデントロ・ポリモルフォ、7’25” 、2010

コロンビアの先住民族ナサ族の慣習に従って、エディルフレドのお母さんは彼のへその緒を埋めた。赤ん坊と母なる大地とのつながりを築く儀式だ。しかしコロンビアの田舎での暴力と飲酒の習慣がいつしかエディルフレドに地球とのつながりを忘れさせ、彼は13歳にして、輸出用のコカの葉(コカインのもと)を摘む仕事に手を染め始める。武装ギャング組織に入ろうと思ったこともあるという。彼は今17歳、地球とのつながりをもう一度見つけ、自分の部族のアイデンティティについて考え始めている。

監督バイオ:セク・トロチェス
『サブのへその緒』を制作する以前にも、セクはコロンビアの自分の町ロペスアデントロでコミュニティのイベントなどを定期的に撮影。彼女の作品は西南コロンビアの様々なコミュニティで広く上映されている。

 

10.『スペードのエース』—カナダ・トロント、4’40”、2011

制作:アマン・パテル、パヴァン・パテル、アノジャン・サタシヴァム、タウシフ・モハメド・シャリフ(レスター・B・ペアーソン高校)

パワーを手にするとそれを乱用してしまう人のサガを描いたビデオ。欲に身を任せると、他の人を大切に扱えなくなる。

 

 

 

11.『愛の手』– ケニア・ナイロビ、7’25”、2010

デイビッドはケニアの首都ナイロビ郊外にあるアフリカ最大のスラム街キベラに暮らす16歳の少年。家にはトイレがないから、彼の家族は夜間の用足しにはバケツを使い、ビニール袋に入れてそれを捨てている。家庭生活の一番些細に思えることさえが大苦労だ。夜間の外出は恐いので皆が同じようにして用を足しビニール袋(簡易トイレ)を窓から捨てるようになり、今やそれはデイビッドの家族内の問題ではなく、コミュニティ全体の衛生環境への脅威になりつつある。デイビッドと彼の仲間たちは、町の安全を守り皆の健康を保つために、共同トイレ掃除とバッグ除去作業を始めた。

監督バイオ:シラス・オディアンボ
シラスが映画を作り始めたきっかけは、『おばあさんの部族』という長編ドキュメンタリーの題材として取材を受けてから。それ以来ドキュメンタリーに興味を持ち、自分で制作している。

 

12.『ミラ』—アメリカ、フィアデルフィア、4’00” —アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア、2011

監督:クレイグ・シェイヒング

見えそうで見えない、つかまえられそうで手の届かない女の子ミラ。フィラデルフィアのグラフィティづくめの廃墟ビルで撮影された、不思議でやさしい映像。

 

 

13.『私みたいな女の子』 —アメリカ、ニューヨーク、7’、2005

制作:キリ・デイビス

アメリカ社会の暗黙の「美の基準」の中で、黒人の女の子たちは自分たちをどう思いながら育っているのか。16歳の黒人少女キリが曇りなき眼で取り組んだ話題作品。以来、各国の映画祭で上映、オプラ・ウィンフリー・ショーにも出演。日本初公開 2005, 7分,ドキュメンタリー