『ナース.ファイター.ボーイ』監督:チャールズ・オフィサー

『ナース.ファイター.ボーイ』は一人の母親のソウル、一人の戦う男のハート、そして一人の子供の信念を描いた都会のラブ・ストーリー。 ジュード(キャレン・レブランク)は看護師の家系を引き継ぐジャマイカ系シングル・マザー。鎌状赤血球病(シックル・セル病)という不治の病と闘っている [Read more...]

『赤い風船』&『白い馬』監督:アルベール・ラモリス

心にしみ入る美しい映像と少しのセリフで魔法の映画を創り上げた戦後フランスのアルベール・ラモリス。 子供を主人公にした(監督の息子パスカルは両作品に登場)シンプルなストーリーには、戦争・世の中の善悪のしくみ、そしてその中で戦って行きていく子供達への思いなど、沢山の気持ちが込められている。 [Read more...]

『ヒバクシャとボクの旅』監督:国本隆史

『ヒバクシャとボクの旅』監督:国本隆史 63分 2008年 ーシノプシス かつて被爆者の証言を聞いても「どうすればいいのか分からなかった」という監督が、被爆者との船旅を通じて、「被爆経験の継承とは何か」というテーマ をストレートに描いた作品。ベトナムで枯葉剤被害者の話を聞いて「どうすればいいのか」と悩む日本の被爆者に、監督は「自分と同じもの」を感じる。2才で [Read more...]

『アヒルの子』監督:小野 さやか 


アヒルの子 【家族]って何だろう? [私]って何だろう?
地域共同体が崩壊し、核家族化が進む現代日本で、揺れ動いている[私]と[家族]の関係。世界中のさまざまな事件の情報が日々溢れていても、[私]と[家族]の関係は多くの人にとって最も身近な問題ではないでしょうか。秋葉原通り魔事件、川口在住・中学生女生徒の父親刺殺事件・・・日本で起こっている数々の事件の背景には家族の問題が潜んでいます。
カメラの前に自らをさらけ出した監督・小野さやかが撒き散らす自己嫌悪の衝動は、親子の価値観の違い、姉妹間の愛憎、性的虐待・・・様々な[家族]の問題をえぐり出します。あいまいであるけれども強烈なその衝動は、観る者それぞれの家族観を大きく揺さぶることでしょう。
本作は決して、彼女とその家族だけの物語ではありません。現代を生きる[あなた]とその[家族]の物語でもあるのです。 2005 [Read more...]