間(あいだ)の場所

『間(あいだ)の場所』(原題:A Place in the Middle )ハワイ、24分、2011、ドキュメンタリー。監督:ディーン・ヘイマー&ジョー・ウィルソン 。日本初公開! ハワイ先住民の文化では、男と女の性別は二元的ではなく、誰もがどちらの面を持っているとして捉えられており、二つの強い性を持ち備える人は村で尊重されていた。アメリカに植民地化され、先住民の宗教や文化が暴力的に消されていく中で、この伝統も抑圧された。このドキュメンタリーでは、ハワイの先住民が多く暮らす地域の学校で教える先住民でトランスジェンダーの先生の指導のもと、12歳で両性の資質を備える女の子が男の子のフラダンスチームのリーダーとなり、自分たちの伝統文化への気持ちを大切にしながら発表会を迎えるまでの軌跡を描く。 [Read more...]

離れて育った私達:遠距離家族のポリティックス

『離れて育った私達:遠距離家族のポリティックス』 ドキュメンタリー、アメリカ、23分、2015。制作:NYのEducational Video Center (EVC) でビデオを学ぶ13人の高校生プロデューサーたち。親の国外追放、投獄、薬物やアルコール中毒などにより、家族から遠く離れて育たなければならなかった若者たちが、それらの事件が与えた心理的なインパクトについて、自分の家族への想いについてフランクに語った。   [Read more...]

『夢』 ドラマ、日本、3分、2015。制作者:青嶺高校映像研究会(山口県) 高校の放課後の教室で男子生徒が一人、進路用紙を前に座っている。筆が進まない彼がうとうとするうち現れたのは、かつて夢見ていた進路に進んだ大人になった自分の姿 。 アジア国際子ども映画祭文部科学大臣賞。 [2枚目の写真] アジア国際子ども映画祭授賞式で。 [Read more...]

ありがとう

『ありがとう』 ドラマ、ラオス、3分、2015。制作者:パカイペット・シッパサイ/シリパンニャー・シタヴォン/スティダー・カティニャサック。 ふとしたきっかけで,他人の笑顔を願う心が自分の幸せにも繋がるということに気づく、一人の若者の成長を描いた作品。登場人物の表情の移り変わりが印象的。主人公のモノローグと実際の会話との使い分けがうまく,自然と若者の気持ちに寄り添いながら観ることができる。ラストシーンで,心からの笑顔を見せる若者の姿に,エールを送りたくなる作品。アジア国際子ども映画祭外務大臣賞。 [2枚目の写真] 2015年アジア国際子ども映画祭表彰式で。 [Read more...]

本少女と引き出し少女

『本少女と引き出し少女』 2Dアニメーション、アメリカ、3.5分、2010. 監督:ジェーン・ウー(制作当時大学生)。 二人の仲良しの女の子が、心を痛め、ページが破れた後に仲直りし、大切な友情を取り戻します。 アーティスト:ジェーン・ウー

幸せの選択

『幸せの選択』 実験映画、日本、3分、2015。制作者:久里浜少年院(神奈川県) 不良として生きてきた主人公が、ドラッグを使用したことによって生死をさまようう。両親に助けられ愛を感じることで、何かが違うと思いはじめた主人公は、 感謝」と「 拒絶」の狭間で揺れる。周囲が手を差しのべても簡単には幸せに続く道を選べない姿を描くことで、少年たちの持つ問題の根深さを表現した。アジア国際子ども映画祭法務大臣賞受賞作品。   [2枚目の写真] 2015年アジア国際子ども映画祭授賞式で。当日は、代理の方が少年院で生活する少年たちのために賞状を受け取られました。 [Read more...]

1兆ドルあったなら

ミュージックビデオ、アメリカ、3分、2014。制作: Jaquan Harris, Denzell Huggins, AJ Sumliman, William Herasme, Angela Rowe, Shaquille Matthew, Jamie Collado (ニューヨークの7人の高校生). ニューヨーク市のアーバンアーツパートナーシップという団体のミュージックビデオ教室で学ぶ高校生たちが、『1兆ドルあったなら』 映画祭出品おために作ったクールなMV。1兆ドルは、アメリカ政府が軍事費に毎年費やす金額。その政策に疑問を持つ高校生たちが、社会をよりよくするために自分たちの考えを歌にした。 [Read more...]