宇野港芸術映画座 活動休止のお知らせと御礼

UPAF は、岡山県玉野市宇野港に出没する野外映画祭として、2010年に生まれました。手作りのスクリーンをトレーラーに吊り下げて、穏やかな瀬戸内の海を眼前に感じながらの星空上映でした。2015年に港の空き地を失い、その後は隔年開催に切り替えて、カフェやコミュニティスペースで上映会を開催してきました。2024年の第10回まで、特にグローバルサウスとディアスポラのマイノリティ監督の作品に重点を置きながら、日本ではなかなか観られない世界中からの優れた映画作品を上映しました。2024年の9月から2025年2月にかけて開催された記念すべき第10回では、2−3作品ごとに1週間ずつ配信という新形態を採択し、パレスチナの歴史を辿る7作品(うち6作品が日本初公開)や日本に移民している方が多いアジアの国々からの作品、また新進監督の日本短編を上映・配信しました。本当にたくさんの皆さんがUPAFで作品を観てくださり、とても嬉しく、また誇りに思えた回でした。

その間に、設立当初は中学生で超重要スタッフだった共同主宰者の娘は20代後半の職業人になり、当時は若かったボランティアスタッフも、家族を持ったり別の都市に移り住んだりして、頑張って働いています。同時に、世界のメディア配給事情も政治も商業形態も、急激な変化を遂げました。UPAFは、ここでいったん活動を休止し、自分たちの表現方法の新しいかたちを模索することにしました。近い未来にまた別の形態で、でも今までと同じ、尖っていて優しいUPAFの心で、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。これまで15年間、いろいろな形でUPAFを支えてくださった皆さんに、心からの御礼を申し上げます。ありがとうございました。

宇野港芸術映画座一同

 

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