牛を育てる方が楽

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人里離れた村に生きる仲間はずれのティーンエイジャーの女の子2人が育む奇妙な友情。友人の暗い秘密を知った時、その子の暴力性、魔性、そして愛着の気持ちも見えてくる。ヴェネツィア国際映画祭、ミラノ映画祭、シンガポール国際映画祭などでコンペティション上映、その他全世界で絶賛上映。

監督:アマンダ・ネル・ユー。プロデューサー:ガン・フイ・イー(アストロ・ショウ)。2017年、17.5分、HDカラー、4:3。マレーシア。ドラマ。音声:マレーシア語、字幕:英語&日本語字幕付。日本初上映。

上映日/時間
東京:7月29日(日) 12:30~ (短編特集)
岡山:8月3日(金) 14:00~ / 8月5日(日)19:00~ (短編特集)

アマンダ・ネル・ユーのバイオグラフィー
1985年マレーシア生まれで、マレーシアで活動する映画監督。ロンドン映画学校で修士課程終了後、イギリスとマレーシアで短編映画を制作。現在マレーシアを舞台に初長編ドラマを制作中。東南アジアで生きる女性のアイデンティティを主題にこれからも作品を作っていきたい。

Amanda smaller

フィルモグラフィー
• 脚本/監督 『牛を育てるほうが楽/Lagi Senang Jaga Sekandang Lembu』
HD カラー作品, 18分, プロデューサー:ガン・フイ・イー、アウトロ・ショウ(マレーシアの主要プロダクション会社)2017
• 監督 『シーソー』
HD カラー作品, 16分, プロデューサー:アナベル・ウィゴダー、アマンダ・ユー、リンダ・バイネイ、ルーシー・ターバーグ、ビースタングプロダクション、2013
• 脚本/監督 『パサック』
HD カラー作品, 20分, プロデューサー:ウン・ティアン・ハン、LFS、2012。

監督の言葉
ポンティアナック*は、虐待の過去を持つ。子を宿している時に死に、またそれが彼女の力の源になる。彼女は生々しく、原始的、肉的、性的な存在で、美しくて、艶やかな長い黒髪を持つ。あなたは彼女に誘われ、引き込まれ、その怒りにやられる。
この作品に登場する2人のティーンエイジャーの女の子は、どちらもそれぞれのあり方でポンティアナック。女性皆がそれぞれのあり方でポンティアナックであるように。
* マレー半島の神話に出てくる女性の吸血幽霊

スタッフ
監督 – アマンダ・ネル・ユー(Amanda Nell Eu)
脚本 – アマンダ・ネル・ユー
撮影監督 – マヘン・バラ(Mahen Bala)
プロダクションデザイナー – シャロン・チン(Sharon Chin)
編集 – オードリー・ヨー(Audrie Yeo)
サウンドデザイン – アルマーン・カダー(Armaan Khadar)
音楽 – アルマーン・カダー
プロデュース – ガン・フイ・イー(Gan Hui Yee)

配役
ラーマ(Rahmah) – シャリファ・アルヤナ・ビンティ・セイド・ザイナル・ラシッド(Sharifah Aryana Binti Syed Zainal Rashid)
長い髪の少女 – ソフィア・サブリ(Sofia Sabri)

映画祭、上映&受賞

2017
8月- ヴェネツィア国際映画祭、コンペティション
9月 – ミラノ映画祭、コンペティション
10月 – ウップサラ短編映画祭、奨励賞
10月 – キプロス国際短編映画祭
11月 – ウィンターサー短編映画祭、コンペティション
11月 – サンディエゴアジア系映画祭、コンペティション
11月 – シンガポール国際映画祭、コンペティション
12月 – ジョグジャカルタ-Netpac アジア映画祭、コンペティション

2018
1月 – ミニマレン短編映画祭、コンペティション
2月 – クレルモン-フェラン国際短編映画祭、奨励賞
3月 – ショートウェーブ映画祭、コンペティション
3月 – グラスゴウ短編映画祭
3月 – AKS 国際マイノリティーズ、コンペティション
3月 – レーゲンスブルク国債短編映画ウィーク、コンペティション
3月 – JAFF ムービーナイト
4月 – キネフォーラム
6月 – VIS ウィーンショーツ、最優秀女性監督賞
6月 – サンフランシスコ国際LGBTQ映画祭
6月 – ソウル国際女性映画祭
6月 – SGIFF ニューウェーブ
7月 – 台北映画祭、コンペティション