Great film works by New York Youth 2010 (from Adobe Foundation:Youth Voices)

ニューヨークで創られた学生達の秀作映画セクション。今回は大学生、高校生、そして中学生の作品もお届けします。

渋谷アップリンクのウェブ・マガジンの記事(by タハラレイコ)

アドビ財団の主催するAdobe Youth Voices program から

“Problem Kidz” by Katia Skinner, Tyrone Davis, Elizabeth Fohsta-Lynch, Xavier Rice, Sheyenne DeRochea, and Christine Zeigler. A rap music video.

“Love Isn’t Supposed to Hurt” by Jared Cato, Andrew Gatling, Sheliya Parson, & Sydney Terry. Adobe’s program says “Love Isn’t Supposed to Hurt shows how domestic violence affects a young woman’s life.”

Both of above are made by high school kids from Benjamin Banneker Academy in Clinton Hill, Brooklyn

With the Bomber or With the Bombed” by 12-year-old Moie Uesugi, from the Institute for Collaborative Education (I.C.E.) middle school. About her Japanese-American identity and Hiroshima/Nagasaki atomic bombs.

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“Finding Publo” by Alberto Duarte 『ファインディング・パブロ』アルベルト・デュアルテ

Bio

Alberto Duarte holds a BFA as a graduate of the City College of New York’s Film and Video program. He currently lives in Harlem where he works for the Big Apple Debate League encouraging students in the middle grades to be more active participants in their communities through effective argumentation.His dream is to open a school of arts and languages in Brazil.

アルベルトはニューヨーク市立大学フィルム/ビデオ学科を卒業したばかり。現在ハーレムに住み、建設的な討論を通して中高生らの積極的な地域社会への参加を促すビッグ・アップル・ディベート・リーグという団体で働いている。

Why I made Finding Pablo

Unsatisfied with many of the depictions of race and violence in the mainstream media, I want Finding Pablo to not merely complicate the representations of race and violence but pose questions on the ethical responsibility that artists have towards their environments. As a Mexican-American living in the predominately black neighborhood of Harlem I knew that in order to truly depict Harlem and it’s people on video I have to recognize my distance from them. Finding Pablo is my quest to understand this distance, to measure it in a way, and to encourage the audience to have love and compassion for the movie’s people.

どうして”ファインディング・パブロ”を作ったか?

メインストリーム・メディア(日本で言うマス・メディア=訳者注)で描かれる人種や暴力の描写に不満を持ちながら、僕がこの映画”ファインディング・パブロ”で表したかった事は、単に人種や暴力の問題の複雑さを表す事だけでなく、アーティストがそれぞれの環境で持つ倫理的な責任を問うてみることだった。黒人が大多数を占めるハーレムに住んでいるメキシカン・アメリカンとして、ハーレムという場所をビデオでちゃんと描くには自分とハーレムそのものとの距離、そこに住む人達と自分との距離を再確認しなければならない事はわかっていた。”ファインディング・ペドロ”はある意味その距離を理解する事、そしてその距離を計る僕自身の探求の旅であり、オーディエンスの人達にはビデオに登場する人達を愛情と思いやりの目をもって見てもらいたい。

ユース・プログラム(ニューヨーク若者映画特集)作品合計約60分

8/3(火)駅東創庫室内(できればスカイプで交流予定 )10:00、8/8(日) 産業振興ビル室内 13:00

中学・高校生の作品(アドビ財団の協力により、“アドビ若者の声映画祭”から数作品を借りることでこの上映が実現!)

Girls Can Do Anything 『女子は何だってできる!』(マンハッタンのアルフレッド・スミス放課後プログラム中学生の作品)NY株式市場を訪れ女性が一人もいないことに怒る中学生たちのビデオ。4分。

With the Bomber or With the Bombed? 『投下者と、被爆者と?』Moie Sprout Uesugi(上杉萌スプラウト), マンハッタンの中学校のクラスで作った作品。広島/長崎とアメリカと日本とその中で育つ自分についての作品。20210トライベッカ映画祭。4分

Problem Kidz『問題児』(ベンジャミン・バネカー・アカデミーの高校生の作品) 学校をさぼらなくても”クール”でいられるがメッセージのラップ・ミュージックビデオ。2分。

Love Isn’t Supposed to Hurt 『愛は傷つけることじゃないでしょう?』(ベンジャミン・バネカー・アカデミーの高校生の作品。自分の体験した家庭内暴力を取り上げた作品。5分。

大学生の作品(タハラが教えるテンプル大、NY市立大の生徒の作品。)

The Hair Cut 『ヘアカット』(Nicholas Diccico, Temple Univ, ニコラス・ディシコ、テンプル大)。大学生のハウスパーティで髪の毛を切るリアリティテレビ的一風景。7分。

Table Distortion 『ゆがんだテーブル』(Nicholas Diccico, Temple Univ.)2分。

Valentino X 『ヴァレンティーノX』(Shyqeri Malziu, City College, シャイケリ・マクジウ、NY市立大。) コソボからの亡命移民の生徒が同じ背景を持ちヘアーカットで人を幸せにするのが使命のヴァレンティーノを追った作品。7分。

Mariposa 『マリポサ』(Ines Morales, City College, アイネス・モラレス、 NY市立大)。5年前のお母さんの死を乗り越えるために作ったパワフルな母への追悼ビデオ。10.5分。

Finding Pablo 『パブロを探して』『(Alberto Duarte, City College, アルベルト・デュアルデ、 NY市立大)他者をビデオで映す、とはどういう意味か?映像制作者の責任と可能性を探る詩的ビデオ。7分。

Look/See 『観ろ/見ろ』(Ryan J. Lelache, Temple Univ. ライアン・レラッシェ、テンプル大) アメリカで育つとは...1分。

Forget Me Not 『忘れないで』(Ryan J. Lelache, Temple Univ. ライアン・レラッシェ、テンプル大.)周囲に受け入れられない孤独な大学生がある日「人気」とひきかえに失ったものは...7分