2012 概要とプログラム

2012 UPAF2012のミニテーマは「第三世界フィクション!」。ここで言う第三世界は、西洋社会の真似っこではなく各国文化のアイデンティティーやいいところを保持する!というポジティブな意味で使っており、人種マイノリティとしての日本から親しみの気持ちを込めての呼称です。ベトナムからは孤児のトゥイちゃんとスチュワーデスと動物園の飼育係のお姉さん・お兄さんの切ない家族愛ストーリーの『フクロウとスズメ』、台湾からは恋人がパリに留学してしまった台湾のごく普通の青年と本屋の店員の女の子のほんわかラブストーリー『台北の朝、僕は恋をする』、そしてイランからは盲目の少年の耳を通して描かれる音の世界と彼には見えない色の描写が素晴らしい『太陽はぼくの瞳』をお届け。

ほかには、2005年の女子高校生によるタリウム母親毒殺未遂事件をモチーフにグラドル倉持由香を起用した、とんがり続ける日本人監督土屋豊の最新作 『GFPバニー』、セルビアのグチャで毎年開かれるトランペットコンテストを取材したバルカン音楽が素晴らしい『ブラスランド』、アフガニスタンの子供達にスケボーと“ファン”を届けるスケーティスタンチームを取材したドキュメンタリー、短編特集もトランスジェンダー作家のポートレイトやサモアのチーフのドラマ、アメリカのオキュパイウォールストリート運動、野生のイルカと踊る海のダンス映画、など、カラフルです。恒例の無料ティーン映画特集もあります。

2012 UPAF Program Scanned reduced_Page_12012 UPAF Program Scanned reduced_Page_22012 UPAF Program Scanned reduced_Page_32012 UPAF Program Scanned reduced_Page_42012 UPAF Program Scanned reduced_Page_52012 UPAF Program Scanned reduced_Page_6