映画で観るパレスチナの歴史その1「1948年ナクバ 」
9/27-10/3 日本限定オンデマンド配信。
この海の塩(原題:Salt of This Sea)
監督:アンマリー・ジャシル、ドラマ、2008年、105分、(英語字幕、日本語バリアフリー字幕付き)。日本初上映!
世界初のパレスチナ人女性監督、アンマリー・ジャシルの衝撃のデビュー作。カンヌ映画祭ある視点部門正式招待作品。パレスチナのアカデミー賞エントリー作品。
避難民で労働者の両親にニューヨークで育てられたパレスチナ系アメリカ人のソラヤは、家族の故郷パレスチナに戻り、1948年のナクバの際にその地を逃れた祖父の貯金を取り戻そうとするが…。
アンマリー・ジャシル(脚本、監督)
これまでに16作品を手掛け、長編作品3本はどれもパレスチナからのアカデミー賞エントリー作品に選ばれている。ロレックス主催の2010年メントーシップでは、あの張芸謀(チャン・イーモウ)監督がプロトジェに選んだのが彼女であったし、カンヌの審査員も務めているほどの国際的に評価の高い人物なのだが、なぜか日本では彼女の作品が上映された記録がない。今回のUPAFでは、本作品のほか、彼女の長編2作目『When I Saw You』を、2本とも新たに字幕を付けてご紹介する。彼女自身はパレスチナ人としてサウジアラビアで育ち、アメリカで映画を学んだ後、現在はパレスチナのヨルダン川西岸地区とアンマン(ヨルダン)を拠点に制作を続ける。
原語:アラビア語/ヘブライ語/英語。2025年1月半ば、岡山市奉還町4丁目ラウンジカドで対面上映も予定(定員25名)。