8/10 (土) 22:00〜 野外上映@宇野港第2突堤 (雨天の場合は@駅東創庫)
上映後スカイプQ&A決定
日本/2012/日本語/カラー/113分/コメディードラマ/英語字幕付き上映
監督:押田興将
(テクストは映画オフィシャルサイトより転載)
8歳下の弟がダウン症であることが、自分の人生に“居座っていた”という押田興将監督が、十年以上温め続け、やっとの思いで実現した本作。 終始一貫した明るい語り口ながら、障害者を取り巻く現実に時にシビアなまなざしを投げかける。 “じめじめとした障害者もの”にはしたくなかったという監督の視点が、見ているこちらの障害者観を覆す。 主演はダウン症の実弟、押田清剛。監督のもう一人の弟、押田大がキヨタカの弟ヒロシを演じている。身を寄せあい、笑いあって生きるキヨタカとヒロシの兄弟愛が物語に温かみをプラスしている。
毎日の忙しさに明け暮れる日々、ふと、大切なものを思い出させてくれる作品である。
あらすじ
刑法39条があるから大丈夫!兄と弟が紡ぎだす緊張感ゼロのドロボームービー
兄キヨタカ(押田清剛)、ダウン症。弟ヒロシ(押田大)、発達障害。
刑務所を出たり入ったりのヒロシは、オレオレ詐欺のリーダー・ケンジ(斎藤歩)にいいように使われ、身に覚えのない借金も背負わされていた。
祖母が死んで住む家も生活費も失ったヒロシとキヨタカは、ヒロシの幼馴染である和代(山田キヌヲ)のアパートに転がり込む。
キヨタカを連れて仕事探しを始めるヒロシだが、なかなか仕事は見つからない。キヨタカには特別な能力があるはずだと信じる和代は、キヨタカに絵を描かせてみるが、どう見てもへたくそだ。
そんなある日、ケンジに「お前の兄貴は、刑法39条があるから、刑務所に入らなくていいんだぞ」と、そそのかされるヒロシ。兄弟と和代の三人は、ケンジにだまされているとも知らずに、のんきにドロボーの旅に出る。
「兄い、家の中に誰かがいたら、すぐに戻って来てよ。財布わかる?サイフ」と教えるヒロシに、うなずくキヨタカ。しかしキヨタカが盗んでくるのはカエルのオモチャや土佐犬の置物などトンチンカンなものばかり。しかし、めげずに空き巣を繰り返す三人。ついにサイフを持って戻ってくるキヨタカだが、中身は福引券だけ。見張り役のヒロシと和代はガックリと肩を落とすばかり・・・。痴呆老人の金山(品川徹)も加わった緊張感ゼロな「サンキュー窃盗団」。本当に、彼らはつかまることは無い!・・・のかな?
【刑法39条】
1 心神喪失者の行為は、罰しない。 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。