小さき声のカノン:選択する人々 監督:鎌仲ひとみ (日本 2015)

『小さき声のカノン:選択する人々』 監督:鎌仲ひとみ、日本、2015、ドキュメンタリー。

玉野市の移住者支援団体ラックハウスとの特別共同キュレート企画

『ミツバチの回転と地球の羽音』『六ヶ所村ラプソディ』の鎌仲ひとみ監督の最新作。福島に残る選択をしたお母さん達、子供達を守るために、実際何ができるのか。最初は泣いてばかりだったお母さん達が、仲間を作り強く現実に向かって行く様を描く。チェルノブイリ原発事故後に故郷の街に残って子育てしたベラルーシのお母さん達にも取材。遠く離れた安全な地域に生きる人達が、福島の子供達を守るためにできることの具体的な提言をしてくれる貴重な映画。岡山初公開!夕方の室内上映の後には、震災以降玉野に増えている福島や関東圏からの移住者を招いてのQ&Aあり。福島に残った人達は今どうしている?新たな場所に移住してきた人達は今何を思っている?皆それぞれ何ができるのか?ガッツリ話しましょう!

 

鎌仲ひとみ監督プロフィール

映像作家

早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。
90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。
93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。
95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。
2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。
国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。
2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。
2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国600ヶ所での上映に加え、フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んでいる。
2011年度全国映連賞・監督賞受賞。
2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売開始。国内外800ヶ所で上映。
2014年現在、新作「小さき声のカノン-選択する人々」撮影中。
多摩美術大学非常勤講師。京都造形芸術大学客員教授。

著作に「ヒバクシャ ドキュメンタリーの現場から」「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」共著に「ドキュメンタリーの力」「内部被曝の脅威」「今こそ、エネルギーシフト」「原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる」など。