インディペンデンシア

revised POSTER English_ver『インディペンデンシア』(原題:Independencia)フィリピン/フランス、74分、2009。 監督:ラヤ・マーティン。日本初公開!

20世紀初頭のフィリピン。大砲の音とともにアメリカ人がやってくる。母と息子は静かな生活を選び、山へ逃げる。ある日息子は森の中で気を失っている若い娘を見つけ、小屋に連れ帰る。月日が経ち、国中の混乱を逃れて、息子、 若い娘、また今では小さな男の子が森で暮らしている。でもある日、嵐が、そしてついにアメリカ兵が森に近づく。少年は究極の選択を迫られる。

raya_martin_filmmakerフィリピンシネマの若き鬼才ラヤ・マーティンが、スペイン・アメリカ・日本に植民地化されてきたフィリピンの歴史を描いた3部作の2作目。描かれる時代の最新映画技術を再現することで、当時カメラが写さなかったフィリピンの(本当の)歴史とアイデンティティを、下層部の人たちの目線から現代に映しだす。スタジオに造られた森は虚構なのにリアルで、黒澤や溝口など日本の巨匠やタイのアピチャートポン・ウィーラセータクンが描く神秘の森も連想させる。カンヌ映画祭ある視点部門審査員賞ノミネート(フィリピン初)、バンコク国際映画祭ゴールデン・キンナラ賞&NETPAC賞。

お子さん同伴のお客様へ:全体的にどちらかというと静かな作品で、暴力的ではありませんが、小さなお子さんには適していません。女性へのレイプを示唆するシーン2箇所あり(一つは映像で、一つは音声で)。小さな男の子がアメリカ兵に銃で撃たれるシーンあり。人が死ぬシーンあり。