TEEN UPAF

ニューヨークの10代の若者たちがコロナ禍中に作った力強いビデオ4作品を、UPAFが日本語キャプション字幕を付けてストリーム配信します。全作品、言語は英語(一部スペイン語)。入場は無料!Vimeo でも YouTube でも、お好きな方でどうぞ。作品と高校生制作者の情報は下へ。 配信期間: 10月2日 0:00 − 10月4日 24:00(金土日) の3日間のみ(鑑賞無料) on Vimeo: https://vimeo.com/462866100 on Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=SCJPAXoWz48 気に入ったら、ここから観客賞に投票しよう! 関連ライブイベント: 10月4日(日)11AM~ [Read more...]

メル・バックス追悼

メル・バッグスさんは、アメリカの障がい者コミュニティではよく知られる自閉症ブロガーでアーティストです。私は2年前に、生徒が期末レポートとして書いたこの記事(英語)でメルさんの存在を知り、同時に代表作の ”In My Language” (邦題:私の言葉で)の力強さに圧倒されました。

島の兵隊

ミクロネシアは第1次大戦前はドイツ領で、その後勝戦国だった日本の手に渡り、日本人が多く移住した。しかし、第2次大戦では日米の戦場となり、後に日本からアメリカの手に渡った。そして、1982年にようやく独立国となるが、その時締結された自由連合盟約というアメリカとの防衛協定のためにミクロネシア人がアメリカ軍に従事でき、入隊率がアメリカ自国のそれをはるかに上回ることを知る人は世界にも多くない。監督のネイサンはアメリカ人であるが、10年以上前にピースボートのボランティアとしてコスラエ島に行っている時にその事実を知り、衝撃を受け、言語を学び数年そこに住み、以来ずっとコスラエ島とその住人たちを撮り続けた。 [Read more...]

恋とボルバキア

セルフドキュメンタリー『アヒルの子』(UPAF2011で上映)で衝撃デビューした小野さやか監督(かの原一男監督の愛弟子)が、インターセックス、トランスジェンダー、レズビアン、女装者として日本で生き、恋する8人のセクシャルマイノリティたちの日常とそれぞれの思いを、センシティブな距離感を持って丁寧に優しく取材したドキュメンタリー作品。曖昧で混沌とした性や恋、人によってさまざまな夢、幸せのかたち、生きづらさなどを描き出しながら、「他者」に寄り添いつつ、オンナとして日本で生きることを問う。タイトルの「ボルバキア」は宿主を性転換させる共生バクテリアの一種。プロデュースは佐村河内守を追った森達也監督の「FAKE」、坂本龍一を追った「Ryuichi Sakamoto: CODA」などを手がけた橋本佳子。 [Read more...]

ロングバケーション in BK

大陸を超えて自己と属する場所を探し続ける台湾人パンクロック女性映像作家の映像日記。日本の敗戦後、蒋介石と国民軍がやってきて台湾の資源と文化を奪った史実をもう一つの植民と捉え、台湾の政治、戒厳令、独立、先住民運動などに思いを馳せる。渦巻く音と映像とテクストに見え隠れするのは、自分が育った「幽霊島」台湾の歴史への思いと中国人の友人たちとの微妙な確執、国民軍の高位軍人を祖父に持つ自らのアイデンティティ、罪悪感、そして孤独...。 監督:ドール・チャオ。2018年、26分、HDカラー(素材は8ミリ16ミリビデオなど)、台湾/アメリカ。実験映画。音声:北京語&英語、字幕:英語&北京語&日本語、日本初上映。 [Read more...]

牛を育てる方が楽

人里離れた村に生きる仲間はずれのティーンエイジャーの女の子2人が育む奇妙な友情。友人の暗い秘密を知った時、その子の暴力性、魔性、そして愛着の気持ちも見えてくる。ヴェネツィア国際映画祭、ミラノ映画祭、シンガポール国際映画祭などでコンペティション上映、その他全世界で絶賛上映。 監督:アマンダ・ネル・ユー。プロデューサー:ガン・フイ・イー(アストロ・ショウ)。2017年、17.5分、HDカラー、4:3。マレーシア。ドラマ。音声:マレーシア語、字幕:英語&日本語字幕付。日本初上映。 上映日/時間 東京:7月29日(日) 12:30~ (短編特集) 岡山:8月3日(金) 14:00~ / 8月5日(日)19:00~ [Read more...]

サウンドマンの死

(この作品は、岡山会場のみで上映。)映画の中の音を観客が気にも留めないように、いつも無視される人民がいる。2人の録音技術者がある短編映画プロジェクトの音デザインの仕上げをしている。彼らの作る音は、誰かの耳に届くのだろうか。ヴェニス映画祭で世界プレミア上映の後、ロッテルダム国際映画祭、釜山国際映画祭などで上映、バリャドリッド国際映画祭(スペイン)ミーティングポイント部門で奨励賞受賞。 監督:ソラヨス・プラパペン。2017年、16分、HDカラー、タイ。ドラマ。音声:タイ語、字幕:英語&日本語。日本初上映! 上映日/時間 岡山:8月3日(金) 14:00~ / 8月5日(日)19:00~ (短編特集) [Read more...]

EGO

(この作品は東京会場のみの上映。) 「自我」(エゴ)には全ての欲望と恐れが顕れるとされます。この映画は、一人の男と女の関係を描いています。でも実はそれは幻影で、想像で、夢のように心に顕れるものです。人間はエゴでできているので、何も真実なものはありません。 カザフスタンの才能あふれる新進女流映像作家のシュールな映画の世界。日本初上映! 監督:シャリパ・ウラズバイェヴァ、2014年、14分、HD720 カラー、カザフスタン。ドラマ。会話なし。 上映日時 東京: 7月29日(日)12:30~ (短編特集) シャリパ・ウラズバイェヴァ 1985年生まれ。カザック国立芸術大学(the Kazakh National Academy of Arts)の映画/テレビ制作学部を T.Zhurgenova の名誉を得て卒業 (2010)。2013年にはZhurgenov [Read more...]

優雅なインドの国々

『優雅なインドの国々』(原題:Les Indes Galantes /The amorous indies)は「フランス王室作曲家」として公族貴族に好まれたフィリップ・ラモーが1735年に作曲したオペラーバレエ。ここの「インド」はヨーロッパ以外の異国の民、異教徒、原住民の意。彼が1725年にパリで見た米国イリノイ州のミチガメア(Michigamea)族の酋長による民族ダンスに刺激されて作った曲で、それをもとに第4部『未開人たち Les [Read more...]