作者別: moie
『河の上の愛情』監督:ジャ・ジャンクー(中国)
2008, 19 min. シノプシス:この映画は1970年代に生まれた世代に送る哀歌である。大学卒業後10年が経ち再会した4人のクラスメート達。 (Old lovers played by Guo Xio Dong and Zhao Tao; Wang Wei and Hao Lei.) 彼らは過ぎてしまった時に流されてはいなかった。そう感じてもいなかった。10年前と同じ話題で同じように議論したり。過去への想いは延々と続くなか、粉々になった過去の愛情のかけらを拾い上げる勇気はない。大切な思いではあるけど、離れる運命だった事は知っていたのだった。まるで蘇州河の荒れ狂う流れに漂う沈黙のように、彼らは秘密を心にしっかりとどめる。(from [Read more...]
『孤独なクレーン』監督:エヴァ・ウェバー(英)
UPAF2011 上映作品#3(短編プログラム): 『孤独なクレーン』監督:エヴァ・ウェバー, 2008年,ドキュメンタリー, 27分 あらすじ:『孤独なクレーン』は町のシンフォニーであり映像詩でもある。ロンドンの町をはるか上空から見下ろすクレーン車の運転手たちだけが見ている、町の裏側の生活 [Read more...]
『トッポジージョは死んだ』監督:ダビッド・ミランダ(チリ/米)
『トッポジージョは死んだ』監督:ダビッド・ミランダ(ドラマ作品, チリ/アメリカ, 23分, 2011, HD4k/16 mm, 1:85, Color, Dolby 5.1) あらすじ:チリ人の男と女がフィラデルフィアで出会う。ダニエラはもと政治犯の娘。トマースは彼女の父親を刑務所で拷問にかけた医師の息子。その医師の葬式の日、彼女は復讐を心にその医師の封印された過去を調べ上げ、パンドラの箱を開けたのだったが... [Read more...]
“A Girl Like Me” Dir. Kiri Davis (US)
『私みたいな女の子』は、アメリカ社会の暗黙の「美の基準」が、黒人の女の子たちのセルフイメージに幼少時からどう影響し劣等感を育んでいるかについて、2005年製作当時16歳だった黒人少女キリが真っ正面から取り組んだドキュメンタリー作品。大人たちの心をナイフで刺すような、少女ならではのまっすぐな視点が話題を呼び、トライベッカやシルバードックなど大手の映画祭に出品、オプラ・ウィンフリー・ショーにもゲスト出演した。 [Read more...]
『ミラージュ』監督:サージャン・ケカ(セルビア-英)
ミラージュ 監督:サージャン・ケカ、2011、42分、HD、16:9、カラー、ドルビーサラウンド あらすじ: 砂漠からわき起こった町のはずれのゴルフコースで、男は一人コースを回る。睡眠不足の別の男は、労働者の寮からケニアに残して来た妻に手紙を書いている。建設現場を直撃する砂嵐、そして地元住民の不思議な踊りと儀式。 奇跡の近代都市、あるいは失敗に終わったインチキとして通常知られるデュバイ —しかしそこでカメラが見つけたのは、自分の土地から離れて生きる男たちの寂しさと欲望。 経済メルトダウンが進む今、本作品は3章に渡り町、砂漠、住人に焦点を当てながら、 [Read more...]
『十年』『黒い朝食』監督:ジャ・ジャンクー
『十年』2007年、8分、カラー シノプシス 列車は春も夏も行き来している。列車が通り過ぎて行くのは中国の現実を最も映し出す町と大地で、列車の乗客たちが本当のフツウの中国人の顔だ。二人の女性が車上で毎日顔を合わせる。でも言葉は交わさない。SARSの流行る時、二人は共に座り見つめ合う。 [Read more...]
『黒い雨』監督:今村昌平
https://www.youtube.com/watch?v=q8SVFTxWvyc "死ぬために、生きているのではありません。 体の中で、戦争は続いています。" 井伏鱒二の小説『黒い雨』を映画化した名作。原爆による黒い雨を浴びたために人生を狂わせられてしまった女性と、それを暖かく見守る叔父夫婦とのふれあいを描いた作品。日本人なら必ず見ておかねばならないだろう日本映画の傑作。1989年 今村昌平監督作品、カンヌ国際映画祭、日本アカデミーグランプリ受賞作品。 今回は今村プロダクション特別提供による16ミリ・ワイドスクリーン版での上映。 映画の撮影は岡山県備前市、八塔寺ふるさと村で行われた。戦後間もない風景を再現するために、古い家屋や看板、郵便ポストなどが残り、アジサイの美しい、この地が監督によって選ばれた。 [Read more...]
『円明院〜ある95歳の女僧によれば』監督:タハラレイコ&上杉幸三マックス
https://www.youtube.com/watch?v=uPiyO3b3N6w 『円明院~ある95歳の女僧によれば』あらすじ:玉野市宇野にある真言宗円明院(元々は直島にあった)住職の小川貞純は、ニューヨークに住む日本人映画制作者夫婦に彼女の人生を語り、95歳で亡くなった。7才でお寺に里子に出されたこと、円明院というお寺を自身の手で建立したこと...ただ、女性として生きてきた思いは、まるでタブーであるかのように語りたがらなかった。 [Read more...]
『ぼくのまち』『蟻』 by 中村智道
岡山県赤磐市で活動中のアニメーション作家、中村智道さん。世界の映画祭でブレイク中の作品達 中村智道 1972年岡山市に生まれる。赤磐市在住。 2003年に岡山映画祭のワークショップで簡単な映像編集を学び、映像作品の制作に取り掛かる。その後、すべての工程を独学で学ぶ。 2005年より初のアニメーション作品、「ぼくのまち」の制作を開始。 イメージフォーラム・フェスティバル2007 奨励賞 バンクーバー国際映画祭2007 Apocalyptic (and other) Anime 正式招待 (カナダ) カルガリー国際映画祭2008 国際選抜プログラム An Animator's World Shorts 正式招待 (カナダ) 第55回オーバーハウゼン国際短編映画祭 インターナショナルコンペティション部門ノミネート [Read more...]